[発生期]
夏(主に7~8月)。年1化性の単独性種で、前蛹で越冬する。
[寄主・訪花植物]
カラスザンショウの狭食性種。
[生息環境]
海浜~平地。
[営巣習性]
地中に営巣し、しばしば集団で営巣する。北部九州では、公園内の裸地で集団営巣地が発見されている。
[その他]
北部九州では、局所的な種。 ケブカハナバチの営巣地から育房が発掘された例もある。
[参考文献]
- 松野翔一・尾田沙織・村尾竜起・多田内修 (2009) エサキムカシハナバチ (ハチ目:ムカシハナバチ科)の生態学的研究. 九州大学農学部学芸雑誌, 64 (1): 7-18.
- 宮永龍一・北村舜・大對桂一・森本健太郎(2015) 山陰地方におけるエサキムカシハナバチの営巣生態とカラスザンショウヘの訪花性について. 中国昆虫, (28): 21-32.
- 村尾竜起 (2012) 福岡県におけるエサキムカシハナバチおよびキバラハキリバチの追加記録. Pulex, (91):
597-598.
- 村尾竜起 (2021) 九州本土における稀なハナバチ類3種の追加記録. Pulex, (100): 868-869.